引っ越し荷物の短期の保管なら
引っ越しの荷物を一時保管したい。
しかも、できるだけ安く……!
さまざまな事情で、そう悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

家の建て替え・リフォーム・リノベーションのあいだ、
家財や荷物の保管場所どうしよう?

スケジュールの都合で、引っ越しの退去と入居のタイミングがずれてしまった。
その期間、荷物を一時保管してほしいんだけど……

急な転勤で家が決まらず、
先に今の家から退去しなければならないんだけど……
その間、荷物ってどうすればいいの?

留学や旅行で、アパートを引き払って海外へ!
そのあいだ、荷物預かってくれるところないかな?

小さなマンションに引っ越したら、大切な家具やコレクションを入れるスペースがなくて……
処分はしたくないのだけど、どうすればいいかしら?
このような場合、家財や荷物を保管するために、一時的にトランクルームを借りる、という選択肢もありますが、
- 月額料金が高い
- 賃貸物件のような契約を交わさなければならず、面倒
- 敷金・礼金・鍵交換料など、初期費用がかさむ
- 連帯保証人が必要な場合も
などの理由で、気が進まない方も多いようです。
そんな時に便利なのが、引っ越し業者の荷物保管サービス。
大手の引っ越し業者を中心に、引っ越しと同時に、家財・荷物の一時的な保管をしてくれるサービスがあるんです。
下記表のとおり、大手〜中堅の引っ越し業者なら、荷物の一時保管サービスに対応しています。
引っ越し業者 | サービス名 |
---|---|
日本通運(日通) | お荷物の一時保管 |
ヤマトホームコンビニエンス(クロネコヤマト) | 建替引越パック |
アート引越センター | トランクルームサービス |
アリさんマークの引越社 | 建替え時の荷物一時保管 |
サカイ引越センター | 建て替えコース |
ただし、サービス内容は各社いろいろ。
たとえば、
- 保管場所は、屋内型トランクルームか、屋外設置のコンテナタイプか
- 預けた荷物が途中で必要になった場合、引き取りできる?
- 無料で預かってもらえる期間がある?
- 預かり期間の最大はどのくらい?
- 家の建替え以外の理由でも、利用できる?
など条件が違いますので、しっかり比較をするようにしましょう。
引っ越し荷物一時保管の、気になる料金は!?
さて、最も気になるのが、引っ越しと荷物保管にかかる料金……ですよね?
日通、クロネコヤマト、アート引越センターなど、引っ越し大手各社の金額を比較してみたいところですが、残念ながら、どの業者も、
「要見積もり」
となっています。
これは、
- エリア
- 保管する荷物の量
- 旧居 ⇒ 倉庫 ⇒ 新居の距離
- 利用期間
によって、料金が全く異なるからです。
ですので、見積もりは必須となります。
ただ、1〜2社を比較しただけで決めてはいけません。
業者によって、料金がかなり違うからです。
しかも、引っ越しや倉庫保管のような、相場があってないような見積もりは、交渉で料金が大きく下がるからです。
ですので、最初の言い値で決めないようにしましょう。
とはいえ、4社も5社も見積もりするのは、ちょっと気が引けますよね。
そこで、ぜひ使ってほしいのが、SUUMO引越し見積もりサービス。
これは、複数の業者にまとめて見積もりを依頼できるというもの。
似たようなサービスがいくつかありますが、SUUMOは電話番号の記入が必須ではないので、メールだけで見積もりや、値下げ交渉を進められるのです!
「高いので、安くしてください」…と、営業マンに面と向かっては、あまりいえないですよね。
ですが、SUUMOなら、メールで交渉できます。
「A社さんは、8万円でしたので、お断りします」のように書けば、B社さんは、たいてい、値下げしてくれると思いませんか?
各社の料金が届いたら、安いところに絞り込んで、交渉してみてください!
なお、このサービスは、引っ越しを前提とした入力フォームになっていますので、「引越し先」を記入する必要があります。
引越し先は、業者の倉庫なわけですから、どこを書けばいいかわかりませんよね。
この場合、「引越し先」は、上のサンプル画面のように、「現在のお住い」と同じ場所にしておけば、OKです。
そして、「その他のご要望」という欄に、「リフォームでの、荷物の一時保管を希望」などと記載しておけば、大丈夫です。
この「その他のご要望」を書く欄は、「業者選択」の画面まで進むと、出てきますので、わからない場合は、仮のものでもいいので、入力項目を埋めて、先に進めていってください。
ということで、荷物の保管でも、問題なくSUUMOの見積もりは利用できますので、安心してください。
もちろん、このサービスは、無料で利用できます。
希望に合う業者が見つからなかった場合は、全社お断りして問題ありません。
ともかく、荷物保管の相場を知るためだけでもいいので、使ってみてください!
引っ越し荷物の保管サービスいろいろ
家の建て替えでの一時保管なら、引っ越し業者の「建替パック」
自宅の、
- 建て替え
- リフォーム・リノベーション
- 内装工事
は嬉しいことですよね!
しかし大変なのは、
家が完成するまでの、仮住居を探すこと
その間の、荷物の保管場所
ではないでしょうか?
元の家の家財道具や、荷物すべてを持っていけるほどの仮住居を借りるのは難しいですよね。
実家や親戚の家にお世話になる場合は、なおさら多くの荷物を持っていけません。
「建替パック」のメリット
家の建て替えをする際は、
- 元の家から仮住居へ
- 仮住居から建て替え後の家へ
と、2回引っ越しを行うことになります。
そこで、大手引っ越し業者では、「建替パック」などの名称で、オプションプランを用意しています。
「建替パック」は、2回の引っ越しと、荷物の保管がセットになっており、別々に契約するよりお得な料金であることが特徴です。
荷物の保管料については、預ける量や利用期間によっても違うので、一概には言えません。
ただ、荷物の保管料金は値引きできなくても、引っ越し料金自体を下げ、総額を値引きしてくれる場合があります。
遠慮せず、見積もり担当者に予算を相談してみましょう。

お得な価格で契約するには、数社に合い見積もりを取って、価格交渉するといいですよ!
※建替パックを利用する際の注意点
引っ越し業者の荷物保管サービスを利用する際に、どのようなことを確認しておけばいいのでしょうか? 一度預けた荷物を建て替え期間中に一部取り出せるか? 荷物の預けられる期間に限りがあるか? 荷物の一時保管先のトランクルームの環境が屋内、屋外か? どれくらいの荷物を預けられるのか? トランクルームの保管環境はどうなのか? ……等々、事前に確認しておくことが必要です。もし引っ越し業者の荷物預かりサービスで対応できないようであれば、引っ越しとは別にトランクルームやレンタルボックスを探す必要がありますね。家財や荷物に傷みやすいものがある場合は特に、トランクルームの温度や湿度といった保管環境をしっかり確認しておきましょう。
引っ越し業者の一時保管サービス。メリットとデメリットは?
引っ越し業者の荷物一時保管サービスには、メリットとデメリットがあります。
事前によく理解しておきましょう。
メリット
- 搬出⇒荷物の保管⇒搬入までまとめてお願いできるので、手間がかからない
- 短期間の保管、荷物が少ない場合は、無料で預かってくれるところもある
- 引っ越しのプロが梱包してくれるので、劣化や傷が付きにくい
- 破損、紛失の際も、保証サービスが充実している
デメリット
- 預けられる荷物の規制が多い場合がある
- 保管期間が限られている場合がある
- 保管中に荷物を取り出したくてもできない、または有料となる場合がある
また、どの業者でも、地域や申し込み時期によっては、荷物の一時保管に対応できない場合があります。
引っ越しシーズン(繁忙期)は、特に注意しましょう。

引っ越しで、荷物の一時保管をお願いしたい場合は、早めの連絡をおすすめします!
引っ越し業者の「荷物の一時保管サービス」を詳しく見てみよう
では、ここからは、引っ越し各社が提供している、「荷物の一時保管サービス」について詳しく見ていきましょう。
日本通運(日通)の「お荷物の一時保管」
日本通運(日通)の「お荷物の一時保管」は、家の建替や引っ越しのタイミングで、荷物を一時保管してくれるサービスです。
リフォームや建て替え完了後、指定の日時に自宅まで家財や荷物の運送を行ってくれます。
1ヶ月未満の荷物保管の場合、保管料の負担を軽減するために、鉄道コンテナを利用するなど輸送方法を工夫するといった提案もしてくれるようです。
また、日通では、国土交通省認定のトランクルームを利用しているため、空調設備や温度管理なども安心。
もちろん、家具や家電が傷つかないように、梱包・保管も万全です。
日通の「お荷物の一時保管」の注意点
ただし日本通運の一時保管は、荷物の出し入れをする度に、事前の連絡が必要となる上、
- 出入庫料
- 配送料
がかかります。
頻繁に荷物を出し入れしたいという方には不向きですので、その点は注意しておきましょう。
屋内/屋外 | 屋内型(国土交通省認定トランクルーム) |
---|---|
利用期間 | 短期〜長期まで対応 |
荷物の取り出し | 可能 ※ただし事前連絡要、有料(出入庫料、配送料) |
費用 | 要見積もり |
建て替え時以外の利用 | 可 |
ヤマトホームコンビニエンス(クロネコヤマト)の「建替引越パック」
ヤマトホームコンビニエンス(クロネコヤマト)には、「建替引越パック」があります。
多くの業者が、
- 荷物の量
- 輸送距離
- 保管期間
で引っ越し料金を決める中、ヤマトでは「荷物の量に制限がない」というのが大きな特徴です。
荷物が多い大家族の引っ越しには、うれしいですね!
ヤマトの「建替引越パック」の注意点
ヤマトの「建替引越パック」は、基本的に、荷物の保管期間は5ヶ月以内(延長希望は別途相談)となりますので、注意しておきましょう。
屋内/屋外 | 不明 |
---|---|
利用期間 | 5ヶ月以内 ※延長希望は別途相談 |
荷物の取り出し | 可能 ※有料 |
費用 | 要見積もり |
建て替え時以外の利用 | 可 |
その他 | 荷物の量が多くても、費用は変わらない |
ヤマトと提携している住宅メーカー
ちなみに、ヤマトホームコンビニエンスでは、提携住宅メーカーにて建て替えを行った場合、引っ越しの基本料金が特別割引になります。
提供住宅メーカーは、以下の通りです。
- アイフルホーム
- ヤマダ・エスバイエルホーム
- スウェーデンハウス
- 住友林業
- セキスイハイム
- セキスイハウス
- パナホーム
- ミサワホーム
- 三井ホーム
- 三菱ホーム
詳しくは、見積もり時に担当者にお尋ねください。
東京・関東エリアで短期の利用なら、「リフォーム引越の達人」も!
東京・関東エリアにお住まいの方限定になりますが、ヤマトホームコンビニエンス(クロネコヤマト)には、リフォームやリノベーション時の家財を預かる、「リフォーム引越の達人」というサービスがあります。
こちらは、
- 利用期間は1ヶ月以内 ※延長希望は要相談
- コンテナのサイズは、荷物量によって2種類から選択(2t車/3t車相当)
という特徴があります。
料金は、荷物の量、保管期間、運送距離などによって決まりますので、こちらも「要見積もり」となります。
アート引越センターの「一時預かりサービス(トランクルームサービス)」
アート引越センターでは、
- 新居の住所が決まっている
- 荷物の保管期間が決まっている
場合の引っ越しに限り、家具をトランクルームに保管する「一時預かりサービス(トランクルームサービス)」を提供しています。
日数が短い、荷物の量が少ない場合は、追加料金なしで利用できることもあるそうですので、まずは相談してみましょう。
屋内/屋外 | 屋内型 |
---|---|
利用期間 | 短期〜長期まで対応 |
荷物の取り出し | 不明 |
費用 | 要見積もり |
建て替え時以外の利用 | 可 ※ただし、新居の住所と保管期間が決まっている場合に限る |
アーク引越センターの「荷物の一時保管(トランクルーム)」
アーク引越センターでは、引っ越し時のオプションサービスとして、「荷物の一時保管(トランクルーム)」を利用することができます。
預けた荷物は、自社のトランクルームで責任を持って保管してくれます。
屋内/屋外 | 不明 |
---|---|
利用期間 | 短期〜長期まで対応 |
荷物の取り出し | 不明 |
費用 | 要見積もり |
建て替え時以外の利用 | 可 ※要相談 |
アリさんマークの引越社の「建替え時の荷物一時保管」
アリさんマークの引越社では、建て替え時の引っ越し荷物の保管は、自社では行っていません。
トランクルームの提携業者を紹介する、というスタイルをとっています。
紹介料は無料ですが、提携先トランクルームの利用料が必要となります。
屋内/屋外 | 不明 |
---|---|
利用期間 | 短期〜長期まで対応 |
荷物の取り出し | 不明 |
費用 | 要見積もり |
建て替え時以外の利用 | 不明、要相談 |
サカイ引越センターの「建て替えコース」
サカイ引越センターには、「建て替えコース」があります。
建て替えやリフォームに伴う引っ越し時に、荷物を一時的に保管するサービスです。
料金は荷物の量によって変わりますので、事前に訪問見積もりが必要になります。
ただし、サカイの「建て替えコース」は、
- 転勤や就職
- 海外転勤や旅行
- 急な退去
など、「新居の住所がまだ決まっていない」引っ越しは、受け付けてもらえませんので、ご注意ください。
サカイの荷物一時保管の注意点
荷物を預けた後は、一部の荷物の出庫はできなくなります。
事前に出庫する可能性がある物と、出庫しなくてもいい物を選別しておきましょう。
屋内/屋外 | 不明 |
---|---|
利用期間 | 短期〜長期まで対応 |
荷物の取り出し | 可能 ※ただし一部荷物の取り出し不可 |
費用 | 要見積もり |
建て替え時以外の利用 | 不可 ※新築、増築、建て替え、リフォームのみ可能 |
ハトのマークの引越センターの「一時預かり」
ハトのマークの引越センターの「一時預かり」サービスは、段ボール箱ひとつから、家具や家財まで、預けることができます。
引っ越しのオプション対応となりますので、料金については担当者にお問い合わせください。
屋内/屋外 | 不明 |
---|---|
利用期間 | 短期〜長期まで対応 |
荷物の取り出し | 不明 |
費用 | 要見積もり |
建て替え時以外の利用 | 可 |
その他 | 段ボール箱ひとつからの保管も可能 |
ファミリー引越センターの「トランクルーム」
ファミリー引越センターのトランクルームは、オプションサービスとして利用することができるサービスです。
- 24時間出し入れ自由
- セキュリティ万全
- 空調設備完備
と、安心して利用できる環境です。
長期保管の場合は、1ヶ月1,500円からという格安料金で利用することができます。
屋内/屋外 | 不明 |
---|---|
利用期間 | 短期〜長期まで対応 ※長期割引あり |
荷物の取り出し | 24時間可能 |
費用 | 要見積もり |
建て替え時以外の利用 | 可 |
その他 | 長期利用は1ヶ月1,500円(+消費税)で利用可能 |
アクティブ感動引越センターの「トランクルームサービス」
アクティブ感動引越センターには、オプションサービスのひとつとして「トランクルームサービス」があります。
引っ越しの際の、家財道具や荷物を一時保管してもらえます。
詳細については、問い合わせが必要です。
屋内/屋外 | 不明 |
---|---|
利用期間 | 要相談 |
荷物の取り出し | 不明 |
費用 | 要見積もり |
建て替え時以外の利用 | 要相談 |
無料で荷物を一時保管してくれる、引っ越し業者ってあるの?
ところで、引っ越しの際に、無料で荷物を一時保管してくれる業者はあるのでしょうか?
引っ越しは何かとお金がかかりますから、気になりますよね!
ここでは、無料の荷物一時保管サービスを行っている引っ越し業者2社をご紹介します。
カルガモ引越センターの「トランクルーム保管(カルガモトランクルーム)」
カルガモ引越センターでは、引っ越し時に1ヶ月限定で荷物を無料で保管してもらうことができます。
1ヶ月限定とはいえ、無料は大きなポイントですね!
荷物の量に応じて、様々なサイズのトランクルームが用意されており、最大2万円以上の月額料金が無料になります。
1ヶ月以上の利用は有料になりますが、延長したい場合は相談してみてください。
サイズ | 横×縦×高さ | 通常の月額料金 |
---|---|---|
L2 | 2.05m x 1.93m x 1.93m | 22,785円 |
L | 1.93m x 1.93m x 1.94m | 19,530円 |
M | 1.73m x 1.73m x 1.80m | 16,275円 |
DM | 1.48m x 1.88m x 1.90m | 14,663円 |
S | 1.13m x 1.36m x 1.44m | 13,020円 |
DS | 0.95m x 1.49m x 1.65m | 6,851円 |
エース引越センターの「無料保管システム」
エース引越センターの「無料保管システム」は、最大で6ヶ月間、荷物の無料保管が可能です。
ただし、預けた荷物は保管コンテナに保管され、出し入れをすることはできませんのでご注意ください。
費用の目安
エース引越センターのホームページには、建て替え引っ越しプランの料金例が掲載されています。
荷物の保管料は最大6ヶ月無料ですが、引っ越し代金はこの程度かかるようです。
間取り | 旧居 ⇒ 仮住まい | 仮住まい ⇒ 新居 | 合計 |
---|---|---|---|
3LDK | 8万円〜10万円 | 8万円〜10万円 | 16万円〜20万円 |
4LDK | 8万円〜10万円 | 8万円〜10万円 | 16万円〜20万円 |
5LDK | 8万円〜10万円 | 8万円〜10万円 | 16万円〜20万円 |
※家財・荷物の量、階段/エレベーターなどの条件によって、さらに金額が加算される場合があります
「荷物の一時保管無料」の引っ越し業者が安いとは限らない!?

無料で荷物を保管してくれる引っ越し業者があるなら、ここがいいわ!
と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!
本当にその業者が安いのでしょうか!?
今回のような引っ越しの料金は、「引っ越し代(2回分)」+「荷物の保管代」の合計金額です。
たとえ荷物の保管にかかる費用が無料であっても、引っ越し代が通常より高ければ、トータルでは「高い」ということになってしまいますよね?
逆に、荷物の保管が有料であっても、引っ越し代金を割引してくれる業者は、トータルで「安い」となります。
カルガモとエース引越センターは、荷物の一時保管料は無料ですが、引っ越し代金が他社より安いとは限りません。
カルガモとエース引越センターに見積もりを依頼するのと同時に、「SUUMOの引越し見積もりサービス」も利用して、本当に最安の業者を見つけることをおすすめします!

総額が最安な業者を探しましょう!
引っ越し荷物の長期保管なら、トランクルーム専門業者へ
建て替えやリフォームのような一時的な荷物保管には、引っ越し業者のトランクルームサービスを利用するのがおすすめです。
しかし、荷物を長期間保管する場合の選択肢として、トランクルーム専門業者を検討される方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、ここでは、トランクルームの専門業者を利用する方法をご紹介します。
トランクルーム専門業者の一時保管サービスについて
トランクルーム専門業者のサービス内容は、引っ越し業者のトランクルームと比べて、
- 荷物の出し入れが簡単
- セキュリティサービスが整っていて、防犯面も安全
という特徴があります。
保管期間は、契約を続ける限り、いつまでも利用することができます。
利用料金は、広さはもちろん、住んでいる地方によっても大きく変わります。
東京と大阪では、相場が1万円近く違うこともありますので、事前によく比較しましょう。
トランクルーム専門業者を利用するメリットとデメリットは?
メリット
- 長期間、荷物を預けたいときに便利
- 荷物の出し入れが簡単で自由
- 温度・湿度・防塵などの設備管理が充実している
デメリット
- 引っ越し業者の荷物一時保管サービスに比べると、高額になる
- 事務手数料や敷金・礼金などの料金が発生する
- 保証人が必要となる場合も
- 荷物を自力で搬入する必要がある
トランクルームの種類について。選び方はどうすればいい?
トランクルームには、大きく分けて上記3つのタイプがあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解して契約するようにしましょう。
屋内型トランクルーム
建物内を収納スペースで区切って、貸し出しているトランクルームです。
賃貸物件のようにカギが渡され、荷物の保管は自分で行います。
空調設備が整っているところが多く、セキュリティも完備されているので、防犯が心配な人にはおすすめです。
ただし、他のタイプのトランクルームに比べると、若干値段が高いのが難点です。
コンテナ(屋外)
屋外に設置されているコンテナに、荷物を保管します。
料金は安価で利用しやすいのですが、屋外に設置しているので、貴重品などを保管するのに抵抗のある方もいらっしゃるかもしれません。
また、室内型のトランクルームと違い、温度や湿度の管理はされていません。
温度変化の影響を受けやすい荷物を預けることに不安を感じるかもしれませんが、コンテナ内部の温度や湿度は意外と安定しています。
レンタル収納スペース
トランクルームは、国土交通省認定の倉庫業者が運営していますが、レンタル収納スペースは主に不動産会社が運営しています。
レンタル収納スペースには、
- ビルやマンションを仕切ったビルインタイプ
- ユニットハウスやコンテナを設置したユニットタイプ
の2種類があります。
レンタル収納スペースは、荷物の出し入れの際には手続きが必要になります。
何度も出し入れする荷物の保管には不向きと言えます。
国土交通省認定の優良トランクルームとは?
業務体制が優良だと認められたトランクルームは、「国土交通省認定のトランクルーム」と認定され、広告パンフレットなどにその旨を記載することができます。その基準は、トランクルームの「定温」「低湿」「防塵」「防虫」「防磁」「常温、常湿」など。荷物を預ける際は、「認定トランクルーム」かどうかを調べてみると良いですね。
カビ対策のための湿度・温度管理もポイント!
トランクルームを利用する際には、その環境に十分留意する必要があります。
例えば、安価なトランクルームの場合、コンテナやガレージを利用したものが多く、空調設備が付いていない場合もあります。
クオリティの低いコンテナだと、トランクルーム内の温度や湿度は外の環境によって大きく変化してしまいます。
保管するものによっては、傷みやカビの原因にもなります。
一方で、トランクルームでも空調設備を整えたものや、テナントビル内にあるものもあります。
その分費用は高くなりますが、温度や湿度が一定に保たれているメリットがあります。
カビ対策の目安としては、温度よりも湿度が大きく影響しており、湿度が60%以下であればカビの発生を防ぐことができます。
トランクルーム専門業者の「一時保管サービス」を詳しく見てみよう
トランクルームの専門業者は、大手から小さなところまで意外とたくさんあります。
ここでは、その中でも有名どころを中心にご紹介します。
キュラーズ
荷物を長期間保管してもらうのにおすすめのトランクルームとして「キュラーズ」があります。
長期間荷物を保管する場合、心配なのは預けている間の安全面と、荷物が傷まないような環境であるかどうかですよね。
キュラーズは、ビル全体をトランクルームとして管理しています。
防犯カメラの設置や、セキュリティカードで利用している階にしか入れないようになっている等、防犯体制がしっかりとしているのが特徴です。
スタッフが常駐・巡回しているので、女性一人で荷物の出し入れをする場合や、夜間に荷物の出し入れをする場合でも安心です。
また、温度や湿度の管理が行き届いていて清掃もきちんとされているので、長期間荷物を預ける場合の保管環境も安心ですね。
最短で1ヶ月から預けることができ、更新していくことができるので、長期間荷物を預けたい場合にもぴったりです。
ただし、その分、他のトランクルームよりも料金がお高めかもしれません。
ハローストレージ
次に、屋内型トランクルームと屋外型トランクルームを選べる「ハローストレージ」があります。
屋内型、屋外型ともに24時間利用可能で、警備等セキュリティも万全です。
屋外型にはバイク専用の駐車場もありますので、車庫代わりにトランクルームを使用したい等、用途に合わせて選べる点が魅力です。
最短では1ヶ月から利用可能で、更新して長期間荷物を預けることができます。
常駐のスタッフはいませんが、定期的な巡回・清掃が行われています。
ライゼボックス
関東・関西を合わせて480店舗を展開するトランクルーム専門業者といえば、「ライゼボックス」です。
トランクルーム専門業者の中には、契約時に敷金・礼金や補償金などが必要となる場合もありますが、引っ越しはお金がかかるので、出費は極力避けたいところ。
しかしライゼボックスは、通常プランにおいては敷金・礼金、保証金、更新料などは一切不要。
初期費用としては、
- 1〜2ヶ月分の使用料
- 事務手数料3,000円
だけで荷物を預けることが可能です。
料金は1.6畳サイズで月額8,000円〜。
荷物の出し入れも24時間いつでも可能で、もちろん手数料無料です。
「スライド制度」が便利!
希望する店舗に空きがない! というときも、ライゼボックスなら「スライド制度」があるので大丈夫。
一旦別の店舗に荷物を預け、希望する店舗に空きができたら移動することができるんです。
引っ越しなどで急いでいる時には助かりますね!
マイボックス
全国各地にレンタル収納スペースサービスを展開している「マイボックス」は、荷物量に合わせた多様なサイズが魅力のトランクルームです。
トランクルームのサイズは6タイプ。
それぞれダンボール箱いくつ分の広さかも記載されていますので、大まかな目安もつきやすいのが特徴です。
また、マイボックスでは、敷金・礼金や保証人は不要。
1ヶ月の利用から借りることができますので、リフォームや建て替えの際にもいいですね。
セキュリティサービスも万全。
荷物の出し入れは、24時間いつでも可能です。
温度や湿度にも、空調を完備していますので、「大切な荷物にカビが……」といったトラブルとも無縁です。
一部の店舗では大型バイクの保管も可能となっていますので、引っ越しやリフォームだけでなく、ちょっとした収納スペースとして利用するのも便利ですね。
カンタンに検索・比較! トランクルーム専門検索サイト2選
上記の通り、トランクルーム専門業者はたくさんあるので、どこがいいのか比べるのは大変ですよね。
そこでここでは、カンタンに検索・比較ができる、トランクルーム専門の検索サイトをご紹介します。
もちろん無料で利用可能、パソコンやスマホから簡単に検索ができます。
トランクルームを借りたいと考えている人は、一度検索してみることをおすすめします。
LIFULLライフルトランクルーム
「LIFULLライフルトランクルーム」では、全国どこからでも、それぞれの希望や条件に見合ったトランクルームを検索できるサイトです。
※2018年、「HOMESトランクルーム」から「LIFULLライフルトランクルーム」へ名称が変更されました
「引っ越し先でトランクルームを探したいけれど、どんな所があるのか分からない」というときには、インターネットの「特長から探す」のサービスを利用してみましょう。
「駅前(徒歩10分)の施設」「防犯、セキュリティ設備が充実」など、様々な特長からトランクルームを探すことができます。
もちろん住所を入力して探すこともできますし、運営会社名から検索することもできます。
じっくりと条件に合ったトランクルームを探したい人に、おすすめのサービスです。
アットトランク
物件登録数国内最大級を誇る、トランクルームの検索サイトが「アットトランク」。
「○○の地区で借りることができるトランクルームは?」といった探し方をしたい人に最適の検索サイトです。
他にも、
「料金が安いトランクルームは?」
「荷物が多いので、広いトランクルームを借りたい!」
といった希望に沿ったトランクルームを探すことができます。
料金や収納スペースの比較などもしやすく、意外なところで眠っている穴場の物件をみつけられる可能性もあります。
全国各地に物件がありますので、引っ越し時にも便利ですね。
引っ越し+トランクルーム専門業者による「一時保管サービス」
上記でご紹介した引っ越し業者やトランクルームに比べ、知名度は低いかもしれませんが、引っ越しとトランクルームへの荷物保管を専門に請け負っている業者もあります。
ここではそのいくつかの業者を見てみましょう。
トランクルームと引越のWAKO(和晃運輸)
「トランクルームと引越のWAKO」は、引っ越しとトランクルームへの荷物の保管を専門としている業者です。
なんと、「顧客満足度の高いトランクルームベスト9」にランクインした実績があります。
WAKOでは、トラックにトランクルームを積載してお客様の自宅まで伺い、家財を積み卸しする「トランクルームの出前パック」が大好評!
引っ越しにかかる費用、時間ともに縮小できるようになりました。
料金も明確で分かりやすく、安さに自信ありの業者です。
チトセ引越・保管センター
2,000uもの巨大な室内倉庫を保有しているのが、「チトセ引越・保管センター」。
チトセでの引っ越し荷物の一時保管にあたるのが、「荷物お預かり便(保管プラン)」。
セキュリティサービス完備、温度・湿度管理も行っています。
また、万一、荷物が破損・不明になってしまっても、
- 輸送時1,000万円
- 保管期間中は2,000万円
までの補償が付いています。
事務手数料が不要な点も、嬉しいポイントです。
テツソートランクルーム
「テツソートランクルーム」の引っ越し荷物保管サービスには、
- トランクルームサービス
- コンテナルームサービス
の2種類があります。
「トランクルームサービス」では荷物を1個から預けることができ、出し入れも自由(1回500円)。
少量の荷物を預けたいときに利用したいサービスです。
一方の「コンテナルームサービス」は、大型のコンテナを収納スペースとして貸し出すサービス。
建て替えやリフォームなどの引っ越しに最適です。
コンテナはA〜Eの5つのサイズがあります。
型 | サイズ(幅×高さ×奥行き) |
---|---|
A型コンテナ | 2m×2m×2m |
B型コンテナ | 1.4m×2m×2m |
C型コンテナ | 2m×2m×1.7m |
D型コンテナ | 0.9m×1.8m×1.9m |
E型コンテナ | 1.3m×2.2m×1.8m |
こちらも有料にて荷物の出し入れが可能です。
※A、B、Cは1回1,500円、Dは1回500円、Eは無料
収納スペースがない人には…「寺田倉庫のminikuraサービス」が便利!
「断捨離(だんしゃり)」という言葉も耳慣れてきましたよね。
しかし、いざ自分もいらないものを捨てて、シンプルに生活しようと思っても、また使うかも…と思うと、なかなか思い切って捨てることができないものです。
特に浴衣やスキーウェアなどの季節ものは、かさばる割に使う回数が少ないので、保管場所に困ったりしますよね。
そこで、ここでは、引っ越しは関係なく、収納ペースが限られているけど捨てられない荷物がある……という人にぴったりなサービスを紹介します。
それが、寺田倉庫の「minikuraサービス」です。
寺田倉庫のminikuraサービスとは、専用ボックスに荷物を詰めて送付したものを保管してくれる荷物預かりサービスです。
専用ボックスをwebで購入し、荷物を詰めて送るだけ。
あとは湿度や温度、セキュリティに気を付けた環境で保管してくれます。
しかも、送料無料。
月額保管料は、荷物を預けた翌月から1箱あたり200円からと、大変リーズナブルです。
さらに、預けた物はリストで管理でき、取り出しもwebで申し込むことができます。
プランによって、箱ごとの取り出しか、アイテムごとの取り出しかを選べて、最短で翌日に届くので、急に必要になった時にも安心ですね!
日頃から収納が狭いとお悩みの方や、「コレクションしている本やグッズを置く場所がなくなってきたけど、手放したくはない」という人にぴったりのサービスだといえます。
minikuraのオプションサービス
寺田倉庫のminikuraは、オプションサービスも充実していて、
- 衣類を預けた場合、クリーニングをしてもらえる
- 預けた荷物をminikuraスタッフが1点ずつ撮影し、webで管理できるようにアップしてくれる
- 預けた荷物を、そのままヤフーオークションに出品できる
といったことも可能です。
オークションで落札されたあとの発送作業はminikuraスタッフが行ってくれるので、オークションに出したいものが色々あるけど、落札されるまで保管しておくのは面倒……という人にもおすすめです。
寺田倉庫のminikuraサービスは、預けるだけに留まらない画期的な収納サービスだといえます。
以上のように、
- 引っ越し荷物を一時保管してほしいなら、引っ越し業者
- 長期間預けておきたいなら、トランクルーム専門業者
- ダンボール数個なら、寺田倉庫のminikura

と、それぞれのサービスをうまく使い分けるといいですね!
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